【40歳からの転職⑯】我慢して生きるほど人生は長くない

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今回は、最近要約を読んだ鈴木裕介さんの「我慢して生きるほど人生は長くない」から、40代の転職について思うことをお伝えしたいと思います。

 

周りの空気を読みながら仕事ができる40代

40代は、上の世代・下の世代のどちらともコミュニケーション取りながら業務経験を積んできたミドルの世代だと思います。

「空気を読む」=「状況状況に応じた対応ができる」
このコミュニケーション能力と適応能力は、40代の自慢できる能力であると思います。

ただし、今後もこの適応能力を発揮することで自分は本当に満足なのでしょうか?
この問いに迷わず「Yes!」と言える人は、もちろん、そのまま人生を走っていくべきでしょう。

私の場合は、「これまで獲得した能力を今後も発揮することで、自分の人生は満足なんだろうか?」と顧みた結果、転職するという行動を起こしました。

居心地の悪い人間関係=相手へのリスペクトが感じられない

私の場合、最初の転職先でこのタイプの人がいました。

表向き、正しいことを言っている。でも、その人がいない場面ではボロクソに言う。
その両側面を見ていた自分は、「この人は、私のことも影では同じようにボロクソに言っているのかもな」と思うようになりました。この人へのリスペクトが少しずつ減っていくようになりました

そうなると、たとえ私がこの人から評価を得るような言動を受けたとしても嬉しくない。
自己開示もしたくなくなるし、したとしても、とても表面的なものに限定していました。


むしろ、居心地の悪さを感じるようにすらなりました。

人間、完璧な人はいないと思っています。
だからこそ、お互いの苦手な部分は補いながら組織として成果を出すことが、チームとして仕事をする良さでもあり、その中で貢献できる自分を自己肯定できると思っています。

この本では、「自分らしい人生」を取り戻すには、人間関係のあり方を見つめ直すことの必要性が伝えられています。本当にその通りだなと思います。

自分の能力が発揮できる環境が心の健康を保つ

私の以前のブログで「【40代からの転職⑧】未経験の転職を40代でするのか?」という記事を掲載しました。

【40代からの転職⑧】未経験の業種・業界に40代で転職をするのか?
「VUCA」や「人生100年時代」、「リスキリング」というキーワードを聞く機会が増えてきました。 これまで順調にキャリアを積み重ねてきた40代は、今後もこれまでと同じような働き方を続けることができるのでしょうか?

この時は、「結局はどちらでもよいはず。要は自分の志向が向く方向に転職すればいい」という結論でまとめてました。

私は、自分の経験・能力が発揮しにくい分野・業界だと成果を出すまでに時間がかかるなという実感があります。特に40代となると、過去の自分の経験が強みでもある一方で、新分野への挑戦時には足かせ(思い込みなど)にもなり得ると思います。

1回目の転職は正にこの状況でした。
「転職した際の新環境での立ち居振舞い」に慣れていなかったこともありましたが、新天地で成果を出すまでにかなり苦労しました。成果を出そうと頑張りすぎた結果、体調を壊してしまいました。

この時の経験から、私は「自分の能力が発揮できる環境」が大事であり、その環境で小さくても成果を積み重ねることで心の健康も保つことができるのだなという経験を得ました。そういう環境を能動的に探すことがとても大事だなと思います

40代の仕事人生は、少なくともあと20年は続くはずです。
その間、ずーっと健康で幸せに働き続けられるかは誰にもわかりません。

だとしたら、「我慢して生きるほど人生は長くない」わけで、そのためには自ら行動するしかないですね。

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