こんにちは、きょうじゅです。
今回は転職面接の際によく聞かれる、この質問に対する回答方針について考察します。
この質問、転職面接ではほぼ100%の確率で来るものだと思います。
私も、過去2回の転職の際には必ず聞かれましたし、私自身が採用面接官の時にも必ず聞いていました。
転職経験が少ない方にとっては、
・現職では昇給や出世の見込みが立たないなど、ネガティブな要因が転職理由だけど、正直に答えていいの?
・自己都合ではなく、会社都合で辞めざるを得なかったのだけど、微妙なニュアンスが伝わるか不安だ。。
と心配している人もいませんか?
今回は、退職理由を構造化して説明する手法をお伝えします。
退職理由は自己都合?会社都合?
まずは、退職理由をこの2つに分けて考えてみましょう。
「困難は分割せよ」
という、フランスの哲学者デカルトの言葉も思い出しておきます。
会社都合の場合:「どういう行動をしていたか?」も説明する
会社都合とは、勤務会社の倒産やリストラなどで余儀なくした退職です。
会社都合の退職は、面接官には割と納得してもらいやすいと思います。
応募者自身には何ともし難い外部要因が理由であるので、選考でマイナスに響くことはないでしょう。
ただし、会社都合退職が転職活動でプラスに働くわけでもありません。
そのため、会社都合退職ではあるのだけど、
「退職前に自分はどういう働き方をしていたのか」
「どういう考えで仕事をしていたのか」
という自己アピールと結びつけた退職理由説明が出来れば尚良いですね。
退職前の行動を示す具体例を併せて説明することで、面接官も
「自分自身には非がないのに、しっかりと考えて働いていたのですね」
と捉えてくれると思います。
私が面接官だったら、退職理由については更なるツッコミはせず、次の質問をしようと考えますね。
自己都合の場合:応募先企業でしか成しえない理由を説明しよう
退職理由が自己都合の場合は、しっかりとしたストーリーラインで説明することが必要だと思います。
この時、大事なのは、
退職理由がネガティブな要因だとしても、その事実は隠さずに伝えるべき
ということです。
本当のことを隠して、取り繕った理由を説明したとしても、その後の追加質問などで論理破綻をする可能性がありますよね?
だとしたら、
・本当の理由を説明しつつ、退職に至るまでに自分が何を考え行動したか?
・様々な行動をしたが、退職という選択が一度しかない自分の人生の目標を達成できると考えた
というストーリーラインで退職理由を語ることが出来れば、面接官としても納得してくれるでしょう。
加えて:自分の志望動機と退職理由を結び付けて語ろう
これは、私の退職面接を受ける際の戦略でした。
退職理由を自分なりにまとめる際、まずは
自分の求める仕事像は何か?
をまとめました。
その上で、今の会社を辞める理由を列挙し、3点に集約して整理しました。
自分の主張(退職理由)を根拠3点(自分が求める仕事像)で説明し、今の職場環境が求める仕事像と異なる状況だったので退職した、というストーリーラインを作りました。
ある意味、ストーリーラインという理論武装をすることで、実際の転職面接の際には、どんな質問に対しても、退職理由と自分の求める仕事像をセットで説明できるようになりました。
結果、転職面接の成功確率はほぼ100%をキープできています。
「主張を根拠で説明する」という考え方は、MBAでも学ぶクリティカルシンキングを参考にしています。
最後に:ストーリーラインの客観的な評価はエージェントにしてもらう
いかがでしたでしょうか?
退職理由は人それぞれだと思いますが、自分の考えが必ずしも面接官に伝わるわけではありません。
その意味では、退職理由を説明するストーリーラインは、第三者に分かりやすさを評価してもらうことが大事だと思います。
私が転職活動をしていた際には、転職エージェントにそれとなく退職理由を伝えていましたが、その際のエージェントの反応を見て、説明のストーリーラインを練り直していました。
要は、初めて聞く人にとって、すんなりと聞き入れやすいストーリーか?という確認をしていました。
転職エージェントは活用し尽くすに限りますので、まだ転職サイトに登録していない方は、まずは登録だけでもしておくことをお勧めします。
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